彼女を作りたい男の恋愛日記

セックスを武器にしてはいけない

ホステスさんはセックスをえさに、お客様を途切れないように引っ張る技を持つ ている。 セックス絡みで引っ張れるのだろうか。 「みんなホストはセックスさせるために引っ張っているという印象を持っていますよ。一般論で言えば、遊び方を知らないお客様にはセックスなのです。ホストは、や ってどうにかなるのだったら、きっとやるのです」 男は、セックスすると、「こんなモノかな」とすっと冷めることがある。

 

 

女性の場合はどうだろう。 「女性は、セックスをすると、次の段階にステップアップするのです」 ホストの場合も、その後、要求度が高くなる。 「その人の持っているキャパがいっぱいいっぱいだと、ほかに悪影響を及ぼして、サ イクルがめちゃくちゃになるのです」 抱えているお客様全部と、そんなことはしていられない。

 

 

 

「クリスマス・イブなんか困ります」 セックス以外の技も持っている男が強い。 「右四つとか左四つ、そのまま突っ張るとか、がぶり寄り、そのまま押し出しとか、 この型に入ったら勝つという型を持っているホストは絶対に勝つんです」 セックスは、最後の武器なのだ。 最後の武器は、最初から使つてはいけないのだ。」

 

 

最後の武器は、最後まで使わないのが、上手な戦い方だ。 「長くなって、しょうがないから、ゃったよ」と多少会話に出ることもある。 「でも、言わなくてもわかるのです」 零士さんは、セックスをウリにしない。

 

 

「見るからに潔癖性で、いい女じゃないとやらないんです」 、恋愛でセックスをする。 セックスは、仕事には入っていない。 でも、そう言、っと偉そうになるので言わない。 「僕は、遊びを知らないヤツは苦手で、玄人を狙うタイプです」 玄人のほうが、相手の要求度がセックスよりも高いから、ある意味で難しい。

 

 

 

難しい相手も、一点を突破できる道があると一言う。 「遊んでそうで口も態度も悪い女に限って、とんでもない純情です。そういうのを 横から、普通のヤツが見抜けないところをやるんです」 零士さんは、見抜く。 時には、迷うこともある。 迷った時に、向こうに見抜かれる。 迷った時には、席を外して考える。

 

 

 

 

「まてよ、この間こう言っていたけど、こう切り返してきたということは、おかし いなあ」と考える。 まるで将棋の長考だ。 迷っているところを相手に見抜かれたら、相手はかきになってかかってくる。 」

 

「自分に不安になるんです」 ホストでも、迷うというのが面白い。 迷うと告白する零士さんが、それだけ真剣で、頭を使っているということなのだ。 「『おかしい。絶対にこういう女のはずなんだけど』と迷う」 女性も見抜かれてはいけないから、すごくあまのじゃくのようなことを言ったり、 やったりする。

 

 

 

 

「中田選手の話ではないですけれども、印分のうち日分ぬ秒ぐらいずっとそうなの です。初秒だけ本音を見せる。それも叩秒だけを3 回見せる。それを見逃さずに見 ている。けれども、あまりにも日分却秒を見ていると、迷ってしまうことがあるん です。それを迷わずに押し切れて、初秒のところだけをチョンとつつける、かゆい ところだけをかける勇気がないといけない」 「かゆいところだけ、かく」というのが、サービスの極致だ。 たいていは、かゆいところをかいてくれないか、かゆくないところまで、かかれてしまうのだ。

 

 

 

そこから先の労力がさらにかかる。 要求度が上がってくるから、数を増やせなくなってくる。 遊びを知らないお客様を相手にすると、最初は簡単だが、消耗戦になる。 長期的なリピータlを保てないで、入れかえていく型だ。 遊びを知っているお客様を相手にすると、入り口が難しく、しかもレベルアップ を求められるが、消耗戦にはならない。

 

 

 

「遊びを知らないお客様を相手にするのは、育てる楽しみがあるのです」 零士さんは、より難しいお客様を狙う。 「僕は、その人間のもう1つ裏の本当の部分を見るのです」 あまりしつこく電話もしない。 「電話しても、パパパッとしゃべって、相手のデータを僕がうるまでじっくり見ます」 そのほうが的を射られる。

 

 

 

「つないでしまえば、あとはウ飼いのウ状態です。いくつも、何筋もパターンを持 っていて、今、この状態だなというのを、たまにまわってチェックするのです。そ の中で、気に入った女もいる。そういうのにうまく自分の労力を使って、ゃっちゃったりするのです」 女性の体に入るというよりは、女性の思考回路に入る。 どちらかというと、脳を選んで入っている。 入り方が粘膜系ではない。


inserted by FC2 system